お客様にとって心地よい距離感とは?

お客様のハートをつかむ距離感
キャバクラという場所には、キャストとお客様の間に親密さを感じさせるための演出が色々なところに仕掛けられています。
暗めの照明やテーブルを囲う形のシートは自然と距離感を近くしますし、なにより一緒にお酒を飲んで話すという行為が親密感を高めるものです。
そのような意味では、キャバクラ自体がキャストとの親密さを演出する舞台であると言えるかもしれません。
このことからも、お客様との間の距離感は、普段人と接するときよりも近くとる方が良いでしょう。
具体的には、座ったときにひざが触れるか触れないか、お客様との間に細い三角ができるくらいの距離がおススメです。
この距離は、こちらが動くとボディタッチが起きるか起きないかくらいの距離ですから、ピッタリとくっつくよりもお客様がドキドキしやすい最高のポジションなのです。
お客様がどう感じているかを見逃さない
人間というものはそれぞれ自分の距離感を持っていて、人と接するときに心地よく感じる距離や居心地のあまりよくない距離は、人によりある程度変わってきます。
このため、それぞれのお客様が今どう感じているか見逃さないことはとても大事なのです。
一番わかりやすいサインはお酒です。
基本的に上機嫌なお客様ほどお酒はよく進みます。
逆にお酒があまり進んでいない方は、あまり場に馴染めていないか不調を抱えている場合があるのでケアしてあげましょう。
また、何度も座り直したり姿勢を変えたりするお客様は、今の距離感に居心地の悪さを感じている可能性があります。
近づく場合はそのまま距離を詰めて問題ありませんが、遠ざかる場合はお酒を作ったり灰皿を引き寄せたりといった別の動作でワンクッション置くと、避けたような印象を抱かせず、自然な形で距離を開けることができます。